グレ針とチヌ針

グレ針とチヌ針

海信です。

釣り針について友人がブログに書きましたが、そういえば僕のブログには、あまり針について書いている物が無いなぁと思って、少し基礎知識的なことを書いておきます。ぜひとも参考にしてくださいね。

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(コイツはグレ針の6号を食わせました。最近の僕の愛用はカットグレの5号から10号です)

グレ針とチヌ針、どう違うの?

釣り針は、おおよそで狙い物の名前が付いている物が大半です。カット"グレ"やフカセ"チヌ"など、役割や目的用途、それに対象魚が一目で解るようになっているものが大半です。

ちなみに、「カットグレ」は針先が刃物のように鋭くなっていて、「飲まれても口の中を切り裂いてくちびるまで持ってくる・・・」なんて話もありますが、普通に飲まれます。(これは本当なら、針ハズレが多くなりそうな・・・笑)

さて、グレ針とチヌ針ですが、一番大きな違いは何かというと、やっぱ、「ヒネリが入っているかいないか?」これだと思います。

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具体的には、チヌ針には通常「ヒネリ」が入っているわけです、グレ針には入っていません。これは、何でかというと・・・

チヌは口元の骨がメチャクチャ硬く、骨と歯が一体化しているような口元の構造をしています。この硬い歯でフジツボさえも噛み砕いてしまうほど強靭なあごの力をしてます。(だから釣りたてのチヌの口に指を持っていくと危険です。噛まれると最悪の場合病院送りです・・・)

要するに、この硬い口元には針が立ちません(刺さりません)。だから、針にヒネリを加える事で、合わせた瞬間に口の中の針が回転して(あるいは骨部分に刺さらずに滑って)くちびる部分に引っかかるように設計されているわけです。

このように、針にヒネリを加えると、うまい具合にくちびる部分の「エエところ」に掛かりやすくなるわけですが、その反面、針にヒネリを加えると、今後は仕掛けを流すときにエサが回転しやすいというデメリットもあるわけです。

グレ釣りのように、仕掛けを上手く流せるかどうかが釣果の分かれ目になっているような釣りでは、針にヒネリを加えるのは良くありません。このため、グレ針はひねらずにストレートな作りになっているものが大半です。

針一つから考えてみても、チヌ釣りが流れをあまり意識しない釣りという事がわかるし、グレは流れに素直に流して行かないとイイ釣りにならないことがわかると思います。

まあ、ヒネリがあるからと言って、必ずサシエが回転するとも思えないし、別にグレ針を使ってチヌも釣れればチヌ針でグレを釣ることも出来ます。「ヒネリって、そういう意味なんや・・・」くらいで知っておけば良い話です。

グレ針は少しこだわっておきたい

僕の経験から言うと、チヌ釣りの針は、そんなにこだわる必要を感じません。流れをあまり強く意識する釣りでも無いし、チヌの引きは確かに一発目の突っ込みは気持ちよくドカンと突っ込みますが、一回こっちに向けてしまえば、後は引っ張り合いみたいなものです。強度も、そんなに考える必要がありません。

食わせるのも、針が大きいからと言って吐き出すような事も無いし、居食いのアタリだけ注意すれば、それでいいわけです。だから、僕はチヌ釣りではグレ釣りの研究用の針の残りとか、よく使っているし、それで十分に釣れます。

これ、コツですが、チヌは、できれば針を飲み込ませてしまった方が勝負が早いです。口は確かに硬いですが、刃物のような歯をしているわけでは無いので、飲み込ませてしまった方が取り込み率は上がると思います。

対してグレは、徹底的に針にこだわる必要があります。「針にこだわれないで、グレ釣り師は務まらん・・・」こう言っても過言ではないでしょう。

グレ釣りの針は、大きく分けて、尾長グレ狙い用と口太グレ狙い用に分けて考えると良いです。

まず、尾長グレは、大型の物になると、飲まれてしまうと、これは取り込みに至れません。ガッチリくちびるに掛けたいわけです。これに対応できるように、"針先がねむっているもの"が重宝されます。ネムリ針の一種で対応したいわけですね。

ネムリ針は、針先が懐側へ向かっている物で、グレ針なら、少し前ですが、がまかつの「あわせちゃダメジナ」という、強烈な商品名の商品がありましたが、図のような商品です。

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(商品名はウケを狙ったのでしょうか?これじゃ座布団あげれません・・・笑)

飲まれて困るならヒネリでも良さそうですが、ネムリにしているのは、強度の問題とサシエの回転を防ぐ意味があると僕はおもってます。

逆にチヌ針をネムリにすると、確かに口の中には刺さり辛いと思いますが、一番掛かって欲しいカンヌキ部分に掛かりづらいし、飲ませてしまったほうが段取りが良いチヌ相手だから、ひねっておいた方が良いわけです。

釣り針一つでも、いろいろな意味があるところが興味深いと思います。

次に口太グレ対応の釣り針ですが、これが、一番複雑で面白い所だと思います。

まず、僕は口太グレだけを狙うときに使用する針が下図の「ヴィトム」という針です。

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この針の特徴は、ナンと言ってもかえしが無いスレ針であるという点で、抜群に掛かりが良いし、食い込みも抜群です。

それに、ヴィトムには、もう二つ、明らかに他の釣り針とは違う良さがあります。

一つは、細身で軽量である事。これにより、グレが違和感なくサシエを食ってきます。ここらは、使ってみるとビックリの針だといえます。

もう一つは、ミミが通常の釣り針に比べて小さいこと。これが大きいと、実は食い込みの良さに影響が出ます。これを考案した松田稔名人はさすがだと思います。

しかしながら、致命的な欠点もあります。すなわち、細身であるから強度がイマイチだし、チヌのような口の堅い魚に中途半端に掛かると、直ぐに針を伸ばされたり針ハズレに繋がったりします。

かえしが無くても、普通に掛かっていればほとんど外れませんが、首を振るターゲット(チヌ、真鯛など)には不向きで、しかも、ミミが小さいし、針自体の強度もイマイチなので、太い道糸、ハリスが使用できません。ここらも松田仕様ということになっているわけです。

(ヴィトム使用時のオススメの号数は、ロッドで1号から1.5号まで、ハリスは1号から2号までで、それ以上のタックルを使用するときは、あまり強くあわせたりしないようにしてください。2号とかの磯竿になると、合わせただけで針が伸びているような状況も多発します)

スレと半スレ

「スレ針の掛かりの良さは欲しいけどハズレそうで不安だし、かといって、食い込み重視のスレ針は使ってみたいし・・・」

こんな風に考える人も少なくないでしょう。僕の場合だと、完全にグレ狙いなら、他のターゲットは捨ててますが、それ以外のターゲットが欲しい場合もあるわけです。

狙い物でしっかりと針を選んでいければ一番いいわけですが、大海にオキアミを流して普通に釣っていれば、真鯛もチヌも掛かってしまいます。出来れば、そういうのも、全部取り込みたい・・・、普通ならこう思うでしょう。

スレ針だと釣りにしずらいターゲットも、スレ針のよさも、同時に体感したい・・・、こう言うアングラーのために半スレの針が、最近多く売られています。

釣り針のかえしは、かかった魚が外れにくくなるように設計されている事は、誰でも知っていると思います。ところが、このかえしがあるばっかりに、少し食い込みが悪くなっていることも事実です。

だから、かえしを半分だけつけた(要するに、小さいかえしが付いている)ってのが、半スレ針ってことですね。

半スレを使用すれば、キャッチアンドリリースをする場合でも、魚に大きなダメージを与える事もありません。と言ってもスレ針と違って、サッと外れることも無いので、非常に便利な針になってます。

まあ、漁師と違って、ある程度ゲーム性も追わないと釣りは上手く行かないわけですから、半スレの使用が一番オススメかしら?小さな魚は逃がしてやるのも上手に出来るわけだし・・・

数種類を色々と使ってみて、一番自分が使いよいものや、「あの時、この針で釣れたなぁ・・・」なんて実績を作ってもらって、その上で、一番のお気に入りとか作ってくださいね。

では、この記事も参考にして、良い釣りをしてくださいね。

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2011年1月22日

カテゴリー:釣り具の話