浅海のカセでイワシエサを試して来ました

浅海のカセでイワシエサを試して来ました

9月17日、18日、19日の三日間で串本大島の大島フィッシングに、またまたグレ釣りメインで釣行して来ました。

17日は早朝から天候が悪く、18日は津波騒ぎ、19日は好天で釣りはしやすかったものの、津波の影響かグレの食いが極端に渋くて、全体としては貧果に終わりましたが、今回の釣行では、浅海のカセでイワシエサで大物チャレンジを実践してみて、得るものが多かったのが収穫です。

通常であれば浅海のグレ釣りポイントは、ペレットのマキエをパラパラと撒きながら、サシエもペレットで、グレをメインに掛け合わせるような釣りを展開するポイントですが、「俺の釣り」はユニークでなければいけません。

秋の大島の湾内カセの釣りは青物やマダイも好調になってくる時期でもあるし、「何か、ユニークで面白い釣りを・・・」と考えて、イワシエサの釣りは前から狙っていた釣りなんですね。で、今回の釣りでは、良型のコロダイで結果が出たので、これが嬉しかったし評価できるところと思います。

しかし、イワシエサの釣りは面白すぎる・・・(笑)

ただ、この釣りをやると、気分的にグレ釣りがどうでも良くなって来るので、それが悩みの種です・・・(^_^;)

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(余裕の70cmオーバーでしょう。イワシエサでコロダイ2回目ですが、コロダイ対策にイワシエサは有効かも?とちょっと思わないでもないです)

イワシエサの釣り

串本の湾内には、養殖マグロの小割がたくさんありますが、マグロのエサはイワシをメインに与えています。

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このイワシ、脂がたっぷりで、これを主食にするマグロはいわゆる「全身トロ」の状態になって、市場価値が上がるわけですね。

養殖の魚に否定的な事を言う人も多いですが、マグロの場合だと、あの近畿大学が総力を挙げてマグロを美味しくするために研究を重ねて現在のイワシエサになっているわけで莫大な資金や設備、労力をかけてここまで来ているわけです。こう考えると養殖マグロが美味しいのも当たり前で、これは養殖マダイなどにも同じようなことがいえます。

「養殖魚はペレットくさい」とか、「脂がのりすぎ・・・」とか言っている人は、多分、養殖の事を解ってないじゃないのかな・・・と思わないでもないです。

例えば、海上釣堀で釣れる魚も大半(多分全部)が養殖魚でしょう?

養殖業者が魚を売るために釣堀をやっていることが大半なので、上記は大半が事実ですが、養殖魚に否定的な釣り師が釣堀の魚釣りにはご執心で、釣った魚を喜んで持ち帰ったりしている話なども聞いたことがあります。

こういう人は、自分で釣った魚は、多分、ペレットくさくないんでしょうね・・・(笑)

さて、串本の養殖の小割の周りには、このエサ(イワシやペレット)のこぼれを食している色々な魚が生息しているわけです。これは、ここいらの魚は養殖のエサを食って、筋肉モリモリになっている天然魚と言うことを意味します。

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なので、串本の湾内で釣れる魚は、異常な脂の乗りをしているものが多いし、引きも強い。グレやアイゴなどは、磯で釣れるものとは全く別物になっている場合が多いし、カセ釣りならではの難度や面白さもあります。

(グレは、夏場に異常に脂が乗っているし、アイゴは例の磯臭さがほとんどありません。僕は磯釣りも、それなりに経験していますが、カセの魚は、なんか不思議な感じがします)

とまあ、こういうことが、ここ二年ほどで知識として色々と入ってきたわけで、これから先「俺の釣り」を造り上げるソース(材料)やベース(基礎)になるわけです。

で、今回のイワシエサの釣りとなるわけですが、前振りが長い・・・笑

串本のカセ釣りでイワシエサの釣りを展開する場合、ターゲットの最大魚は小割からの脱走マグロになります。

小割のロープやカセのアンカーロープなどが入っているので、大型のマグロをカセから釣り上げることは不可能と僕は考えていますが、15キロから20キロくらいまでなら、勝負型に持ち込めるように道具を構えておくことが重要ではないか・・・とも考えています。(6号くらいのハリスじゃ、お粗末過ぎて最初から話にもならないです・・・)

オキアミエサならここまで思わないですが、イワシエサなのでこう考えます。なので、グラスの船竿を使用するし、ハリスも最低10号、メインで12号を使用します。

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(アルファタックル・ウルトラV10の231に、ジガーLDの4000番です。道糸ハリスはフロロの12号で通しの仕掛けです)

この道具で釣りをすると、70cmオーバーのコロダイくらいでは、磯竿の1号で40cmのグレを釣っているのと感覚的にはほとんど同じです。リールの逆転すらすることなしに、コイツは上がって来ました。

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(派手なアタリを出しますが、底を切れば、ほとんど無抵抗です・・・笑)

このコロダイは、ウルトラで絞り上げて一気に引っ張り上げたせいか、スカリの中で早々昇天してしまったので、氷で絞めて保存することにしました。80cmまで伸ばして保存できるスペーザホエールの60Lは、こういうとき便利です。

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(このくらいのコロダイなら4枚ほど入りそうです。ただ、それだけ入れて氷も入れると、一人で持ち上げることが難しいですが・・・笑)

津波の影響下での釣り

今回の釣行では、二日目の釣りが津波の影響で壊滅状態になりましたが、津波は普通の風波と違って水全体が動くので、釣りが出来る場合は、釣果が期待できる場合があります。

(もちろん、安全の考慮が最優先です。陸っぱり(オンショア)、渡船で磯などに渡礁しての釣りは出来ないですが、オフショアの釣りでは出来る場合があります。今回は、カセ釣りなので釣りは可能でした)

串本は6時半に第一波の到達と予報が出ていましたが、8時半ごろから明らかな津波の流れを確認できました。

この後、釣りが終わるまで、この流れが行ったり来たりで、マキエを利かせてポイントを作ってグレを狙う僕のグレ釣りは事実上不可能になりました。

ただ、こういうときは、串本流の胴付き仕掛けの釣りが有力で、ペレットのサシエでアイゴやアジなどを釣って、何とか形にすることができました。

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(アイゴは胴付きで3枚ほど、アジは2匹ほど釣りましたが、とにかく釣りづらかったです)

この日のイワシエサでは、エイ(10キロオーバー)が一発ヒットしましたが、イワシエサの釣りでは、エイやウツボなどの外道を釣りながら釣りを組み立てるので、エイとは言え、有力なヒントを得られたと感じました。

また、小アジが湧くと少々大きなイワシエサをサシエにしても1分くらいしか持たない事も解ったし、これは良型が回らないタイミングでは、イワシは通らないことを意味するし、「それってオキアミと同じじゃん」ってことになります。

結果が出ないなら出ないで得られることにも重要なヒントは隠されているはずです。津波に揺られながら、そんなことを一日考えてこの日の釣りを終えました。

イワシエサと活きアジの比較

今回の釣りでは、イワシエサで完全フカセと、活きアジを使った飲ませ釣りでロッドを二本出して比較などもやってみました。

結果から言うと、アタリの数は三日間で、活きアジが6回で、イワシが5回。エイやウツボの外道は除いて、クーラーに納まった獲物は、活きアジでの釣りでは小クエ、イワシがコロダイでした。

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(三日目の朝一番、アジの活きエサで釣りました。)

小クエは、ここ最近、浅海の釣りではボチボチと釣果で見られることがあります。今回は、イワシエサで、これをメインのターゲットに考えていましたが、アジにヒットして来ました。

小さくてもクエということで、食すと非常に美味しいです。このクエは自分で捌きましたが、脂の乗りが強烈で、炙ってポン酢(+もみじおろしと刻みネギ)で頂くと非常に上品な味です。

今年、小クエはボチボチと釣れるので、もう一回釣りたいと考えてます。派手なアタリを出すわりには、モノが小さいので取り込みはリールを巻くだけだし、希少種であるとも思うので、宝物を拾ったような気分にさせられます。(笑)

しかし、僕の場合で今期2匹目ですから、希少種とは言え、相当な数が入っているはずです。しばらくは、小クエ狙いで楽しめそうです。

三日目は、前日の津波の影響で水温がやや下がったのか、全体の活性が低かったと思います。

こういうときは、ペレットをサシエにして、グレ以外のターゲットも視野に入れますが、55cmほどのアオブダイが一発遊んでくれました。

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(アオブダイは引きが強いので好きなターゲットの一つですが、1号ロッドに3号のハリスで上がってくるよう代物じゃダメです。「お母ちゃんかお父ちゃん呼んでおいで・・・」と、直ぐにお帰り願いました)

この日は、イサギやグレなどをペレットで追加して、12時ごろ、潮が変わって上物の釣りは壊滅状態に陥りました。

また、小あじが沸いてイワシエサは通らないし、飲ませ釣りメインで終了時刻まで頑張りましたが、最後の最後にアタリがあったものの食いこんでくれずに終わってしまいました。

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(アジについている歯型・・・。悔しいです・・・笑)

結局、グレ2枚、アイゴ6枚、小クエ1枚とアジ、イサギで終わってしまいました。クーラーの様子はこんな感じ・・・

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(まあ、食べて美味しい魚ばかり・・・)

例によって記念撮影・・・

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(アイゴの型が良くなって来ました。いわゆるシブカミ級(和歌山で40cmオーバーのアイゴをこう呼びます)が3枚・・・)

初日にグレをもうちょっと釣ってないといけない。タイミング的には、そこしかなかったわけで、ちょっと、イワシエサに熱くなりすぎました・・・笑

次回は連休明けに行こうと思いますが、乗るカセによっては、またイワシを持ち込もうと考えています。

年間を通して、一番カセ釣りが熱い時期に入ってくるし、次の釣行も楽しみです。

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2015年9月21日

カテゴリー:カセ釣り釣行レポート