串本の湾内カセのグレ・パターン研究5

串本の湾内カセのグレ・パターン研究5

8月26日、27日の二日間の日程で、またまた、串本の湾内カセのグレ釣りに行ってきました。

26日は午前中はどしゃ降りの雨で、午後から晴れ。27日は東風が少し吹きましたが、久しぶりの好天でした。

今回は、スケジュールの都合で、本来、26日1日だけの予定で串本入りしましたが、26日は良潮で、マグロは目の前で跳ねるは、流れは良いし、グレのサイズも良いしで、急遽27日も釣りをすることにしました。

ところがどっこい、27日は潮がイマイチで、一晩でアッサリと変わってしまってました。(海は解らんですねぇ・・・^_^;)

今回は良潮だったので、試してみたかった釣りを試すことにして、枚数にはこだわりませんでしたが、何とか二日間で23枚・・・

ただ、二日間でバラしが5回もあったので、それは悔しかったです。しかし、収穫は大きい釣行になりました。追記で詳述します。

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(最長寸は47、8cmって所と思いますが、釣り上げたときは「50cmあるかな・・・」と思えるほどのコンディション。SZ(BB-X)の1号、中々の曲がり方でした・・・笑)

浅海のグレ釣りは「波止釣り」か「磯釣り」か・・・

僕は、波止釣りで釣りの基本を叩き込んで、それを磯釣り(メインはグレ釣り)で拡張させてきたわけですが、それだけに、波止釣りと磯釣りには精通しているつもりです。

串本の浅海奥でのカセからのグレ釣りは、目の前に浅海波止(道路ですが・・・)があるので、「ここのグレ釣りは波止釣り感覚で釣るのが本筋になっている」と考えてます。

ただ、波止でコッパグレなどを狙って釣ると良く解りますが、磯のグレのフカセ釣りテイストで、波止際などを狙って釣りを展開すると上手く行くことが多いし、グレと言う魚を釣ることにおいて、磯釣りの道具や知識、常識は、実に良くできているものがあります。

まあ、ここら辺が解っているので、今回の浅海奥の釣りでは、いつもは波止釣りテイストで釣っているところを磯釣りテイストで釣ってみることにしました。

波止のウキ釣りといえば、棒ウキを使って正確にタナを取ってタナを狙い撃ちにするような釣りが基本となりますが、磯釣りでグレを釣る場合は、円錐ウキを使用して仕掛けを斜めに入れていくので、タナは案外ファジー(「エエ加減」とでも訳しましょうか・・・笑)だし、アタリも穂先で取るような釣りがメインになります。

浅海のグレ釣りは基本のサシエサが練りエサ(ペレット)だし、メインで狙うタナが9mから20mくらいだし、ウキ釣りをするにしても、2号から3号の棒ウキを使って、正確にタナを取る釣りが基本とされています。

この常識に逆らって、「サシエをアオサ(海苔)にして、フカセで釣ってみよう・・・」と言うわけでです。常連のベテランには、怒られそうです・・・笑

ただ、手ごたえは、かなりあります。グレ釣りの好きな人なら、興味もあるだろうし、デメリットも多いですが、反面フカセ釣りならではのメリットも多々あります。「一つの形に出来れば・・・」と考えてます。(^_^)

26日は良潮でした

26日は夜中から雷が光っているし、雨が降り出して、明け方はどしゃ降りに近いような、大変な天気でした。

まあ、フカセ仕掛けはウキ釣り仕掛けに比べると風波には強いので、お天道様は実験に前向きのようでしたが、「8月晴れ一回も無い・・・涙」でした。。。

神のお告げに背中を押されているし、開始から「フカセスタイルにしようか・・・」と思いましたが、活性が無い(あるいは少ない)なら、実験もつらいので、「とりあえず、いつものスタイルで魚のやる気を見よう・・・」と思って、2号の棒ウキを朝一番は使用しました。

すると、20分もしないうちに良型が・・・(笑)

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(このくらいのサイズをアッサリと2枚・・・。「型がイイし、実験、今日はやめようか・・・」って、かなり強く思いました・・・笑)

この日の朝一番の潮は、苗我島向き(東向き)の、数が出せる潮だったので、考えていた釣りを試すことにして、直ぐに道具をやり直しました。

「3Bくらいで遊動仕掛けを作って沈め釣りにするか、全層釣法でアオサのサシエ先行でどんどん入れるか・・・」を迷いましたが、「沈め釣りの方が道具はシッカリと入れれるだろう・・・」と考えて、Bのウキをセット、ガンダマは3B+Bで、馴染むと流れに乗って、どんどん沈むようにしてみました。

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浅海のグレは、ロープのアサオを好んで食ってます。画像のロープの水に使っている部分は、アオサがほとんど残ってないでしょう。これ、おそらく夜中にこのロープをついばみに来ていると僕は考えてます。

浅海中や、沖側にもカセや養殖生簀がたくさんありますが、沖側の係留ロープのアサオはほとんど食われてません。

要するにこのロープの近くは、グレがついている可能性が高いと僕は見ています。(画像の少し先には、マグロの養殖生簀の係留ロープも沈んでますが、おそらく、そのロープにも、大量のグレが付いていると想像してます)

苗我島向きの潮の流れは有力ですが、ロープがあるために、棒ウキではロープの左側まで道具を入れることが出来ません。そこで、円錐ウキを沈め釣りで使用して、ロープの向こう側のヒットポイントを狙ってみました。

もちろん、ちゃんと釣れました。(^_^)

棒ウキのグレ釣りとフカセ釣りのグレ釣りを比較

大阪湾の波止釣りで伝統釣法のエビ撒き釣りの経験が僕はかなり豊富です。なので、ウキ釣りには、かなり自信持ってます。(教材DVDも出していたりします・・・笑)

浅海奥のグレ釣りも棒ウキを使用したウキ釣りが基本になっていると言う話は先ほどしましたが、「エビが豆(マキエのペレットはタブレット状です)になっただけじゃん・・・」、と言うことで、「豆撒き釣り」とか呼んでました。(笑)

しかし、エビ撒き釣りと違って、浅海の釣りはターゲットがグレ(エビ撒きのターゲットはスズキです)なので、同じようでも、小さい所は色々と変化や対応をしないといけません。

ここいらは、1年通って、少し見えてきました。まず、ウキ釣りの基本図を見てみましょう。

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フカセ釣りとウキ釣りの決定的な違いは、

  • アッパーライン(ウキから穂先までの道糸)の置き方
  • ウキ釣りは、ウキを基点に90度の角度がつく
  • 食い込みの抵抗は、フカセ釣りに比べると大きい

この「食わせる際の抵抗」ですが、これがあるから、「魚がムキになってサシエに付いた針まで食ってくる・・・」って事もあるので、「抵抗が大きいからダメ」と思っている人は、ちょいと甘いかも・・・です。(笑)

そりゃそーと、フカセ釣りでは、「仕掛けの張り」と言うことがキモになりますが、ウキ釣りでは張ると良い事は少ないです。「ウキとオモリで引っ張り合い」をして正確なタナをキープするのがキモだし、また、棒ウキは浮いて無いと釣りにならないことがほとんどだし、流されていくのを、道糸をほったらかしにして邪魔してもダメです。

なので、アッパーラインは、流したい分だけ、並状に出しておくのが良く、フカセ釣りのラインメンディングとは、やり方がかなり異なります。

グレをウキ釣りで釣ろうとする場合、「ウキとオモリで引っ張り合い」があまり良くないわけで、グレは仕掛けに張りを入れておく方が針乗りしやすい事は、ご存知の人も多いでしょう。浅海のグレもご他聞に漏れずです。

また、サシエがアオサの場合、アオサは目立つように500円玉くらいの大きさに付けるので、一発で食い込むと言うことが少ないです。このため、棒ウキのグレ釣りでは、アタリが出ても、じっくりと食わせる必要があるし、空振りも多いです。

つい最近まで、「アオサがでかすぎて食い込みが悪い・・・」と考えてましたが、「もしかして、ウキやオモリの抵抗が大きいので、サシエを放してしまっている・・・」と僕は考え直しました。

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次に、フカセ釣りの仕掛けですが、この道具立てにすると、確かに食い込みは抜群に良くなりました。

反面、今回の26日の潮なら、「いつもの釣り(ウキ釣りとズボフカセの置き竿で二本竿)をすれば20枚は出せる」と思いましたが、フカセ釣りの軽い仕掛けで深いタナ(9m前後)を狙う釣りでは、手返しのスピードに問題があります。なので、14枚で精一杯って感じでした。

ただ、棒ウキでアオサの使用だと、「前アタリのみで終わり・・・」とか、「ウキは持っていった(沈んだ)けど空振り・・・」こういうのが、良潮が入った場合、一日で20回くらいあるんですが、円錐ウキで沈め釣りをすると、ほとんど無かったです。26日の空振りは1回だけでした。

要は前述したとおり、「アオサは食い込みが悪い・・・」と思っていたのを考え直して、「ウキとオモリの抵抗でサシエを放してしまっている」と考えたわけで、多分、これは正解じゃないか・・・と思います。

前回、2日間で63枚ほどグレを釣った時は、ウキ釣りでほとんど(50枚くらい、残りはズボフカセ)食わせましたが、サシエは全てアオサで、ハリスの長さを2ヒロ取るようにしてました。

食い込み重視でハリスを長く取るのは、おそらく正解ですが、アオサは沈まないので、ハリスにガンダマが必要です。これが無いと、空針で返って来る確立が高くなると思います。(アオサはハリスのガンダマもキモです)

棒ウキで20回アタリを出して10枚取るか、フカセ釣りで12回のアタリを出して10枚釣るか、感覚的にはこういう感じで、どっちが正解ではなくて、どっちも正解と言えるでしょう、後は好みの問題かも?と思います。

ただ、せっかく、フカセ釣りスタイルで釣れるなら、しばらくはこれでやってみようと思います。おそらく、底を狙ったズボフカセも、サシエがアオサなら、フカセスタイルにヒントがあると感じてます。

置き竿のズボフカセも通常の仕掛けでは、食い込みが非常に悪いので、あれやこれやとやってますが、「何かが違う・・・」と感じてます。ペレットで食わせるなら、余計な事は考えなくてもイイんですけどね・・・笑

あと、もう一つ、今回長文になってしまったので、ついで書いておきます。これも、キモかも知れないので、串本の湾内カセで釣りをする人は参考にして下さい。

鳥を味方にする

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右の画像の鳥ですが・・・

釣り人が、釣れた小アジやサバなどをエサにやるので、人馴れしてしまっているんですが、串本にカセ釣にの来られる人なら見たことがあるでしょう。

この鳥・・・

潮が入ってなくて釣れない時間帯では、どこかに行ってしまってますが、「潮が入っていよいよ釣れる・・・」って言う、ちょっと前のタイミングで、後ろに来て「ホギャー」と鳴きます。(エサよこせ・・・って言っているでしょうねぇ・・・)

要するに、「コイツがそばに来たら、時合いが近い・・・」と僕は見てます。

まあ、鳥に聞いたわけではないので、間違っているかもしれませんが・・・(^_^)

23枚の釣果でした

27日は、食い込み重視の考え方から、ロッド全体が柔らかいチヌ竿(具体的にはアートレータ1号)を使ってみました。また、道糸をフロロカーボンにして、さらに軽い仕掛けで仕掛け全体を入れようとしましたが、チヌ竿では、良型グレを起こしきるのは難しいです。

2回も根ズレで吹っ飛ばされたし、4号のハリスで1キロ500くらいのグレを掛けると、リールシートに「もげるかも・・・汗」と危険なモノを感じました。まあ、アートレータの1号に4号ハリス掛ける人、僕しか居ないかも?とは思いますが・・・笑

また、フロロの道糸ですが、ゼロウキ(あるいはマイナス負荷のウキ)で、シズを使わずにどんどん(深いところに)入れていく釣りでは有力ですが、これは流れが無いと難しいです。

浅海奥は結構流れるので成立しているかも?と思って試しましたが、アオサの浮き上がり防止用のガンダマを打たないといけないし、ここのグレはガンガン流れている時はあまり食わないので、ちょっとトンチンカンな感じがしました。

また、流れてないときにはボサーと流すと根掛りにつながるし、「マイナス負荷のウキでフロロで入れるよりも、浮力のあるウキを使用してガンダマで入れる方が勝る」と思いました。

と言うわけで、27日は、明らかに道具の選択をミスりましたが、そのおかげか、14時までバラシが2回と針ハズレが2回で、ボーズを覚悟しました。

しかし、14時からラッシュがあって、9連発でグレを出して、15時過ぎに納竿しました。

1時間のラッシュで9枚ですから、やっぱ、手返しには問題ありと思います。(1枚6分ちょっと掛かってますからね・・・)

スカリはこんな感じでした。

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(27日は小ぶりのグレが多かったので、どうかなぁ・・・17、8キロかしら?)


全て、神経締めにしてます。

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クーラーはこんな感じです。潮の状況から考えると、この程度では情けないです。

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多分、スルスルで釣る方法があるんですよねぇ・・・

次くらい、それを模索して見ます。(^_^)

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2014年8月28日

カテゴリー:カセ釣り釣行レポート