イワシエサのフカセ釣り・パターン研究3

イワシエサのフカセ釣り・パターン研究3

9月22日、23日の二日間で、またまた、串本大島の大島フィッシングに、イワシエサのフカセ釣りで大イズスミを狙って釣行して来ました。

今回は台風の雨後なので、湾内の濁りを期待して現地入りしましたが、濁りはイマイチで、「これは前回同様に苦戦するかも・・・」と思いながらの釣りでしたが、ボチボチとアタリは拾えました。

両日ともにマキエに群がる大イズスミは確認できたし、二日目の朝一番は、5号のパワーフカセで止めきれずに、約20m走られてラインブレイクに持ち込まれる悔しい一撃などもあって、4枚の釣果にプラスして、課題と反省もクーラーボックスに納めることなると言う、まあ、ある意味、充実した釣行になりました。

いや、しかし、湾内の釣りで12号のフロロを、いとも簡単に吹っ飛ばされる釣りなんて中々無いと思うと、益々僕はこの釣りに燃えてくるんですが・・・笑

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(最長寸は67cmで、どうでしょうか・・・、6キロは無いかも?ですが、パンチ力は強烈でした・・・笑)

イワシエサのフカセ釣りが成立する理由

串本大島のカセ釣りは、色々なポイントにカセを付けて釣りをするわけですが、大きく分けて・・・

  1. 小割(養殖の魚を育てているイカダ)に隣接した場所(イカダや係留ロープにロープで固定)
  2. 有効な海底形状や潮の流れが狙える場所(アンカーで固定)

このいずれかで釣りをすることになると思います。

例えば、浅海地区の20mポイント(大島フィッシングなら「浅海奥」)でグレを狙ったりする場合は前者(1)で、苗我島の水道の激流に完全フカセで鯛を狙う場合などは後者(2)になります。(鯛の完全フカセは、小割の横でやる場合も、たくさんありますが・・・)

で、僕が現在、熱を上げているイワシエサのフカセ釣りはというと、養殖マグロの小割の網に付いている魚を基本的には狙います。なので、1番の釣りです。

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(この網に付いている魚を狙うわけです。現状はイズスミが多いですが、色々な魚が季節によって釣れたりします)

網の周辺は、エサトリ(小アジに小鯖が多いです)も大量に付いていて、小割のエサのこぼれを食っている小魚を狙う大型魚も入ってくるし、マグロのエサには、イワシやサバ(あるいはイカなど)も大量に投入されるので、そのこぼれを大型魚も食っています。

なので、イワシをエサに釣りをすると、色々な迫力のある釣りが展開できるとなっているわけです。

ただ、この釣りは、いつもいつも出来るわけではありません。

理由は色々とありますが、小割の中の魚が稚魚の場合は、近くでの釣りは禁止される場合もあるし、網が新しくなると魚は付かない(付きづらい)ので、網が新しくなった場合は、単純に「魚がいなきゃ、魚は釣れない」と言うことになることもあります。

なので、この釣りを希望する場合は、前もって、船頭とキチっと打ち合わせが必要となります。

さて、小割の網に魚が付いていることは前述の通りですが、この網には、アンカーロープがぶら下がっていて、このロープが、この小割のそばで魚を釣る場合、結構厄介な代物になってます。

ロープには、牡蠣や藤壺などがギッシリと付いているので、これにラインが当たってしまうと12号くらいのラインでは一たまりもありません。

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(12号ハリスをぶち切られたところ。小割の下に走られると、高確率でこうされてしまいます)

養殖のエサで栄養状態が抜群の引きの強い魚を狙うわけなので、強い道具は、そりゃ必要ですが、ターゲットが大イズスミであれば、食わせやすさ、ゲーム性などを考慮する必要があるので、ある程度、道具も落とさないといけないし、落とせばこうされるしで、ああ、実に悩ましい・・・

まあ、イズスミ狙いがマニアックで非常に面白くて難しい理由がこれですが、ターゲットがブリに絞られた時は、「強けりゃ、何でもイイ」です。(笑)

(ブリなら、ハリスは30号でも、平気で食ってくるし、時合いの釣りなので、道具落として、ここ一番でチンタラやってたら、下手をすると、手ごたえと思い出しかクーラーに入りませんから・・・笑)

針外れ対策を考えて見ました

イワシエサのフカセ釣りで大イズスミを狙う場合、バラシは切っても切れない縁となります。

単純に、魚はデカいし、口は刃こぼれしたニッパみたいな形状をしているし、引きはめちゃくちゃ強いときているので、ラインの強度はそれなりのものを使わないと、簡単にぶち切られます。

これに対処するために、推奨の仕掛けは12号のフロロの通しで、針は、キハダ針の14号やヒラマサ針の15号などになってます

このくらいの号数を使用すると、(もちろん、それなりのロッドも使うので)切られる確立は格段に減るわけですが、比例して多くなるのが、「針外れによるバラシ」です。

僕が知る限り、イワシエサのフカセ釣りのイズスミ狙いのバラシは、約80%が針外れによるバラシです。

外れやすいからと言うことで、大きめの針を使う事も推奨の一つですが、それでも、針外れによるバラシは、結構な数だと思います。

これが何故なのか?僕は、針外れの大半は、スレじゃないか?と考えています。

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イズスミがサシエのイワシエサを取り来る場合、腹側からついばむように取りに来るので、これに対処するように、サシエサのつけ方も、目を抜いて背中に針先を通して一匹掛けにするのがパターン(図)ですが、この付け方の場合、バクとかぶらないと針は口の中に入らないわけで、ついばんでいる間に、針先が口元周辺に掛かって、それでアタリになっているんじゃないと推察してます。(スレ掛りのメカニズムは、こうじゃないか・・・と思うんですが・・・)

スレは、ご存知の通り、通常の掛かりより強い引きを感じるし、それでなくても大イズスミは引きが強くて暴れまくるので、

  • 強い道具で強く引っ張れば、身切れで針外れ
  • ラインを出して時間をかけてやり取りすれば、今度は、刺さった穴が大きくなって針外れ

これで、針外れによるバラシが多発しているんじゃないかと考えています。

対策は、針をイズスミの口にかける必要があるわけで、サシエのイワシの腹側に針先が来るように何とか上手にイワシを刺せないか?と考えて、石鯛釣りの道具で工夫を考えて実践してみました。

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ウニ通しを使用して、イワシを付ければ、イワシの腹側に針先を持ってくることが出来ると考えてやって見ました。

結果から言うと、小アジが大量発生している中を現状は釣っているので、打ち返しのインターバルは1分程度なので、ウニ通しをチンタラ使っていては、疲れるばかりです。(笑)

ただ、見えているイズスミをサイトで狙う場合、確実に食わそうと思ったら、針先を腹側に確実に備え付けられるこのやり方は、非常に有力だとは思います。

続いて、ウニ通しを使うなら、ハリスは簡単に取り外しが出来ないといけないわけなので、コークサルカンも持ち込んでみました。

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現状は、小アジが大量発生しているので、完全フカセで道具を組んだのでは、イズスミのタナまで、サシエのイワシが持ちません。なので、5号のゴム張りオモリを使ってますが、これだと「ズボ釣り」なので、サルカンの使用が利きます。

なので、石鯛釣りの道具で何とかできると思ったわけですが、これも結論から言うと、強度に問題があります。

もちろん、コークサルカンの強度には、何の問題もないですが、このサルカンを使うなら、ハリスのサルカンへの結束は、チチワになるわけで、このチチワ部分が、大型イズスミが掛かった場合、合わせ切れすることが判明しました。

チチワ部分にバネリング(石鯛用品で、首振り用の小道具)を使えば、もしかしたら強度は出るかも・・・と思う反面、これだと、イワシの中を引き抜く時に身が崩れるんじゃないか?とも思うし、まあ、次くらい、一回やってみて、またレポートしようと思います。

リールの選択

イワシエサのフカセ釣りでは、10号から12号のフロロのラインが100mから150mくらい入る両軸のリールなら何でもOKです。

カウンターが付いているものが重宝しますから、石鯛用(シマノなら2000番、ダイワなら30番)とか推奨です。

しかし、石鯛用は重量がいずれも600g以上あるので、船竿に使うなら重さも気になりませんが、磯竿の5号や6号に使用する場合、どうしても、「もう少し軽いものが使いやすい」と思います。

と言うわけで、ジギング用のリールを色々と探してみましたが、軽量のものは、ほとんど全てPEライン専用の機種で、ソリッド系の穂先の磯竿でPEラインを使用すると、穂先がらみなどのトラブルが多発するのしで、この釣りにピッタリのリールを探すのは、本当に難しいと感じてます。

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(ジガーLDの2000番を使用しているところ。このリールだと、ナイロンのフル巻きでも使用できます)

実は、パワーフカセの6号を購入して、一番最初に使ったときは、OCEA CONQUESTの300PGをセットして、3号のPEラインにリーダー12号を20m程度入れて使用してました。

この使い方だと、15m程度の水深の完全フカセにも対処できるし、PEラインを大量に下巻きに使用しているわけなので、ナイロン系のラインでのフル巻きによる、スプールの変形にも対処できると考えたわけです。

(ジギング系のベイトリールは、ナイロンラインをフル巻きにすると、ナイロンの伸縮による締め付けで、スプールが変形する恐れがあります。PEラインだと伸びがほとんど無いので、この心配は要らないわけです)

しかし、PEとリーダーの結束部分がこぶになるし、硬くもなるので、ソリッド系の1mmくらいの穂先では、結束部分がトップガイドを通過するときに、痛めてしまうことがあって、僕のパワーフカセも、ご他聞にもれず、一発で穂先トラブルで、メーカー送りの憂き目を見ました。

それ以降は、石鯛リールを使ってましたが、どうしても、手持ちにした時に重さを感じるので、ナイロンのフル巻きに耐えられるジギング系のリールを探してましたが、頼みのジガーLD(シマノ)は生産中止だし、OCEA JIGGERも、釣具店で相談すると、「止めておいた方が良い」との事だったので、途方にくれてました。

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そこで、その手のリールでは、一番強そうに見えるソルティガで一回試してみることにしました。

まず、ソルティガであれば、スプールがナイロンの締め付けで変形しても、スプール交換が簡単に出来るので、壊れても、スプール代だけでも済むのがメリットと考えました。

ラインキャパも10号のフロロ(ナイロン)なら、130mから150mくらい入るので、これも問題なし。

重量も550gと石鯛用のリールと比較しても100g程度は軽いです。

ソルティガを使って、思うことは、「このリールのスプールがナイロンの締め付けで変形するとは思えないと感じる」し、考えてみれば、磯竿にセットする方向で使用するので、グラスの船竿でフルドラグを掛けるような勝負とは違うので、「この釣りには、ソルティガは、結構イケるんじゃないか・・・」と感じました。

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ジガーLDは、人気があまり無かったということで、アッサリと生産中止になったらしいですが、強さは文句なしで、2000番クラスで、この強度のリールってダイワ、シマノでは、他に見当たらないので、宝物のように使うことにしました。(笑)

ジガーLDには、クリックボタンもあるので、ONにして、レバードラグを少し緩めておけば、魚が当たるとジャーと音が鳴るので、置き竿での使用でもかなり便利でだし、ギアもハイギヤとローギアの使い分けが可能なので、実に便利に使いまわすことが出来ます。

まあ、ジギングに使うなら、他に便利に使えるリールってたくさんあるし、ジギングの取り込みは、ロッドの反発力よりは、リールのドラグ性能みたいな部分も多分にあるように見えるし、強さがメインのこのリールの人気の無いのは、解るような気もします。

当日の状況は

今回は、初日の天候が曇り後雨、二日目は雨で、合羽を着用しての釣りになりましたが、海の中は非常に活性の高い状況が続いてます。

両日共に、アジの群れの中に、大イズスミの姿も多数確認できました。

マキエに釣られて浮いてくる固体は、3mから5mくらいのタナで食って来ました。

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(初日、3mのタナで食わした67cmのイズスミです)

見えない場合は、おおよそで12mから13mくらいで食ってくるが多いので、「見えたら2ヒロ、見えなかったら8ヒロ」って感じです。

まだまだ、相当釣れそうな感じがムンムンです。

今週も、イズスミ狙いで、また釣行予定です。次回も頑張ります!

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2016年9月26日

カテゴリー:カセ釣り釣行レポート