2010寒グレ釣りの課題その3<18年前の藤原名人の本>

2010寒グレ釣りの課題その3<18年前の藤原名人の本>

古座の磯は前放って大きいのは当たらんよ。

グレも真鯛も石鯛もエエヤツはみんな際で来る

これは、藤田渡船の西川船頭の口癖と言ってもいいでしょう。実際、まあ90%以上は、この通りの話だと思います。

同じような話をどこかで聞いた事があるというか、見たことがあると僕は思ってましたが、際釣りを離れていたので、無理に思い出すことをしませんでした。

しかし、実際「ツボを押さえた釣り」をしてみようと意識した所、直ぐに思い出しました。で、本棚から引っ張り出した本が『新戦略グレ 精鋭13人にみるフカセ釣りの理論と実践』(1991年釣りサンデー)でした。

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(際にポイントを作るにはイガイを潰して撒いておくのも効果的。これをやった翌日、このポイントはグレの入れ食いがありました)

やらん手は無い、南紀流のグレ釣り

この中に、南紀のグレ釣り名人と言えばこの人という藤原義男名人の話が載ってます。

今でこそ、藤原流のスルスル釣法かな?軽い仕掛けで落とし込んでいくような釣りを展開されていると思いますが、この本が発売された91年の頃は、藤原さんの狙いは、ズバリ「際の底」と書いてあります。

「口太の大きいんは沖流して釣った事ないなあ。竿一本まで。磯際徹底的に狙うんがええやろね。グレはマキエで寄せて浮かせて釣るんが基本やけど、寄せるいうてもはるか沖のシモリについているようなグレは寄ってこんと思うよ。やっぱり磯の周りにおるやつだけやろね。そうなると大物が潜んでいるのは磯の際が多いんと違うかな」(同書より引用)

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この本を買った時、僕は2段ウキの釣りに没頭していて、「ああ、なんてグレがよー釣れる仕掛けナンやろ・・・」とか思っていたし、深ダナ狙いの、三段シズの仕掛け図なんか、エサ取りにコッテンパーにやられるイメージしか湧かなかったので、藤原さんのコメントの所はスルーしていたわけです。

南紀の釣り、しかも、グレを真剣に狙ってみようと思って、初めて、この本に書いてある藤原さんのコメントの真実味と言うか、重要性に気がついたと思います。

常連になっている渡船店の船頭と、そこに通っているベテランと、和歌山一の名人の言っている事が、いみじくも一致しているわけです。これは、もう「やらん手は無い」とまで言い切っても大丈夫と思います。

風波のこととかも考えると、仕掛けが馴染んで、ある程度シモって行くような仕掛け作りが、おそらくはキモです。以下のような仕掛け図が基本仕掛けと言っても良いと思います。

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ウキの負荷は、0から3B程度が使い易いと思います。際狙いという事で、ハリスは3号以上。磯竿は、今日日のロッドなら1.5号程度でも何とかなると思いますが、自信の無い人は、2号のロッドでもよいと思います。

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古座は、セシマ、赤島、ショチョウジマ、小箱辺りが、そんなに水深のない釣り場です。ここいらでこの仕掛けを使うときは、針からウキまでがおおよそで2ヒロ半程度で、大箱やクロシマ、グンカン、正月島辺りは、結構水深があるので、ウキ下は3ヒロから3ヒロ半くらいの設定で、仕掛けが馴染むと沈んでいく仕掛けを作ると良いと思います。

当然、上のタナで食いが立ったときは、ガンダマの量を減らすか、号数を小さくして、沈降速度を遅くするか、沈まないような設定にするか、この辺りは臨機応変に対応する必要があるでしょう。

僕の考えでは、これでベラが当たってくるようなら、チャンスはあると思います。

ベラが当たるという事は、底までサシエが持っているということを意味します。アジやサヨリがわくと、ベラが当たる前に、ほとんど取られてしまうので、大型魚の卦が無い事が解ります。ベラが当たるという事は、中層で邪魔をするエサ取りが居ない事を意味するので、期待できる状況と言っていいでしょう。

潮の通りが良い場所なら、ベラが当たる事は、潮が行ってない事を意味するので、潮待ちとかになると思いますが、裏磯なので、チョットその辺りとニュアンスが違います。

穴グレ狙いなので、ベラと紙一重と僕自身は思っているし、そんなに外れて無いとも思います。

では、これを、「今風にやるには、どうしたらよいか?」これを事項で考えて見ましょう。

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2010年12月12日

カテゴリー:磯釣り